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【TOP】【←prev】【SUPER Famicom】【next→】 DERBY STALLION 98 タイトル DERBY STALLION 98 ダービースタリオン98 機種 スーパーファミコン 型番 SHVC-ZDBJ ジャンル 育成シミュレーション 発売元 アスキー 発売日 1998-8-25 価格 6000円(税別) ダービースタリオン 関連 Console Game FC ベスト競馬 ダービースタリオン ダービースタリオン 全国版 SFC DERBY STALLION II DERBY STALLION III DERBY STALLION 96 DERBY STALLION 98 SS ダービースタリオン PS ダービースタリオン ダービースタリオン 99 N64 DERBY STALLiON 64 Handheld Game GBA ダービースタリオン アドバンス 駿河屋で購入 スーパーファミコン
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【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 ダービースタリオン 99 タイトル DERBY STALLION ダービースタリオン 99 機種 プレイステーション 型番 SLPS-02299 ジャンル 育成シミュレーション 発売元 アスキー 発売日 1999-9-30 価格 4800円(税別) ダービースタリオン 関連 Console Game FC ベスト競馬 ダービースタリオン ダービースタリオン 全国版 SFC DERBY STALLION II DERBY STALLION III DERBY STALLION 96 DERBY STALLION 98 SS ダービースタリオン PS ダービースタリオン ダービースタリオン 99 N64 DERBY STALLiON 64 Handheld Game GBA ダービースタリオン アドバンス 駿河屋で購入 プレイステーション
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ダービースタリオン96 【だーびーすたりおんきゅうじゅうろく】 ジャンル シミュレーション 対応機種 スーパーファミコン 発売・開発元 アスキー 発売日 1996年3月15日 定価 12,800円 プレイ人数 1人 判定 良作 ポイント ライバルや騎手が実名化しファンファーレは現実再現になったパスワードでカセット間の交流が可能に唯一のサテラビュー対応「面白い配合」の登場 ダービースタリオンシリーズ 概要 変更点 評価点 賛否両論点 問題点 総評 その後の展開 余談 概要 1996年に発売した競馬シミュレーションゲーム「ダビスタシリーズ」の6作目(「全国版」を2作目とみなせば7作目)。 基本的なシステムは前作から引き継がれているため、本項では変更点のみにとどめるものとする。 ファミコン系ハードでは4作目だがゲームの地盤は完全に『III』ベースでマイナーチェンジのため『無印』→『全国版』同様と新しいナンバリング『IV』扱いにしていない(「3.5」のような位置付け)。 ゲームの根本は前作のマイナーチェンジだが実名化や後述の新機能の数々が高い評価を得ている。 変更点 レースプログラムが1996年準拠になった。 そのため展示室のGIレイを飾れる枠が3枚分増えた(*1)。 これらはレベル自体は低い部類なので、GIが増えたとはいえ全GI制覇のハードルは上がっていない。むしろ後述のライバル馬が姿を消したことで下がっている。 レース中以外でもリセットを押すと翌週に飛ばされるようになった。 セリ市でのリセマラが若干しにくくなった。 調教での故障「ちょっと脚を気にしながら走っているようです」「なんか様子が ヘンです・・・」が出たらリセットで簡単に帳消しにできなくなった。 セーブさえしなければできなくもないが他の馬の調教や予定していたレースを全てご破算にしなければならなくなるリスクがある。 幼駒や自家生産の繁殖牝馬を売却するとパスワードが発行され、それを入れることでその馬がセリ市に登場する。 これによりタダではないが(どころか売却時の10倍の値)、カセット間で産駒をやり取りすることができるようになった。 雑誌や攻略本などでは安くて強力な馬のパスワードが多数公開され、初心者を大いに救済した。現在もネット上で大量に公開されている。 自分で入力することも可能なので、有力馬のクローンを作ることもできる。 しかし、この馬をブリーダーズカップに出すと母が「たぼくじょうせいさんば(他牧場生産馬)」という扱いになる。大会では禁止される場合が多い。通常のゲーム内では全く問題はない。 サテラビューにも対応し、その放送から来るデータを受信できる。 サテラビューは、サテラビュー本体に加えて衛星アンテナ、AVセレクタ、8Mメモリーパックといった設備や周辺機器が必要なことから当初から普及せず、次世代ハードが既に普及していたことや、購入箇所の少なさ、システムの複雑さなどから利用者数が伸びず終了した。ダビスタシリーズにおいては本作のみの機能である。 この関係上本作のロムカセットは8Mメモリーパック対応のために同じサテラビュー対応の「SDガンダム GNEXT」などと同じ大きな形状をしている(*2)。 データ配信によって追加種牡馬をダウンロードすることができた。後にパスワードが公開されて単独でも利用可能になった。 音声による解説と実況付きで公式大会が放送され、またそれに対してゲーム内通貨(本作ではなくサテラビューのシステム上)を賭けることができた。 リアルな要素が強まった。 競走馬や騎手たちが全て実名になった。 後述の続編では騎手は再びなまったものに戻されている。 後に再び実名化されたものの、実名かつ似顔絵ありというのはシリーズでも本作のみの特徴である。 更にファンファーレも実際の曲が取り入れられた。 ブリーダーズカップのファンファーレはGIのものが使われるが、北海道の2つは関東版のものが使われる。 一部騎手のラインナップが変更。 栗東の御屋敷(小屋敷昭)が塩村(塩村克己)に、武豊(前作では変名で「滝」)が先行から自在になった。 塩村は1994年に秋の天皇賞をネーハイシーザーで勝ったことで若手の注目株となったが前作はそれから3ヶ月弱で発売されたことを考慮すると時期的に取り込めなかったので、本作まで持ち越されたのだろう。 外国人騎手としてオリビエ・ペリエ、マイケル・ロバーツが追加。 ゲーム内では名字(ラストネーム)のみの表記。前作で「リサ」だったリサ・クロップも「クロップ」になった。 デビュー前であれば名前の変更が可能になった。 初代から登場し続けたライバル馬の1985年生世代が引退。 アグリキャップ(オグリキャップ)、スーパークリック(スーパークリーク)、サクマチヨノオー(サクラチヨノオー)といった1988年クラシック世代(1985年生)がライバル馬から姿を消した。 彼らをはじめ10頭はブリーダーズカップになまった名前のまま初期登録されている(*3)。 ライバルとしてはいなくなったが、オグリキャップはシリーズでは初めて種牡馬として登場している。 種付け時「ニックス」「インブリード」に続く第3要素「面白い配合」の追加。 血統の多様性を評価したもので、いわゆる「異系の活力」的な概念をゲームで再現したもの。 主な効果は勝負根性の強化と、スピード・スタミナの上限値の上昇。特にリスクはない上、後者の効果により特にニックスやインブリードとの併用で効果を発揮する。仕様を知らなければ非常に見つけにくいが、現実の名馬を再現した配合で発生しやすい。 これにより「インブリードをしないと強い馬が生産できない」という悪しき傾向をなくし純粋なアウトブリードでも可能性を広げている(*4)。 これが告知されるのは「ニックス」「インブリード」非対象の場合のみだが、左記とダブっていた場合でも告知はされないが機能している(隠れ面白い配合)(*5)。 「面白い配合」については公式で仕様が明かされず、初期の攻略本でも未解明の要素として部分的に扱われるに留まっていた。ヘビーユーザー達がパソコン通信での情報交換を駆使して解明していった経緯がある。 「危険な配合」のリスクが大幅強化。 それまでは50%以上のインブリード「危険な配合(*6)」の弊害は大きいとはいえその悪影響は気性と丈夫さのみだったが、勝負根性にも大きく影響を及ぼすようになった。 これにより、それをすると脚元が弱くて故障しやすく気性が悪いのに根性なしというダメ馬になりやすく、通称「ノアノア(*7)」のような外道配合の有効性が非常に薄くなった。 前作で猛威を振るっていたナスルーラなどの「スピードダブルアップ」のインブリード効果がやや弱体化された。 前作にあった馬体重ループのバグ技が封じられた。 データ上の処理限界の下限値(256kg)以外に、それぞれの馬に適正体重-100kg程度に左記とは別口の予備的な下限値が設けられ、これに達すると調教ならば必ず「なんか様子がヘンです・・・」と出て「屈ケン炎」「かなりの重症です」「なんとか命はとりとめましたが…」の故障が発生するようになった(「屈ケン炎」が圧倒的に多い)。 坂路やプールならば上記のメッセージは出ないので対象外だがループさせようと思ったら週を送った場合のプラスで埋められてしまい、レースに出せば最低限レース後に故障発覚で上記いずれかになる。 そもそもどんな小柄な馬でも適正体重が300kg台になることはないので、300kg強の予備下限値から2回行っても4~8kgしか落とせない坂路やプールのみで256kgまで落とすこと自体不可能である。 評価点 すべてに亘ってリアル路線が強化。 今まではなまっていた名前のせいもあって、マヌケな響きが付いて回ったが、それらが解消された。 ファンファーレも現実通りになり、競馬を知っている層からすれば現実とイメージをリンクさせやすくなった。 2022年現在においても、現実のファンファーレを使用している競馬ゲームはダビスタシリーズのみである。 産駒の名前を後から変更可能になった。 これにより売却値や入厩までのコメントを見て付け直せるようになった。現実でも産まれた直後に馬名登録をするわけではないので、これもリアル路線の一環と言える。 今までは期待して付けたら気性難や根性なしだったりで即売り払ったり、走らせる気もなく即座に引退させたり、逆に片やハナから売り払うつもりで「アアイ」「アカ」(*8)などと雑に付ければ、それがまさかの高値が付いて、走らせてみれば強かったりとプレイヤーの意にそわない悲劇が多かったが、それが解消された。しかも売り払ったり無出走引退させても当分同じ名前が付けられないので、思い入れのある名前を再び使いたければ相当な時間をロスしなければならず、大いに不便だっただけに、それが解消できたのも大きい。 逆にダメな馬を売り払う時に適当に付け直して売ることもできるのでより便利になった。 パスワードにより楽しみ方の幅が拡大。 ファミコン時代から忌み嫌われたパスワードだが本作では一転、好まれている一面が強い。 それというのも、ブリーダーズカップだけでなく、自身が生産した繁殖牝馬を売却時取っておくことでタダではないが後のプレーで再利用出来たり、アスキー自身が発行するものを入れることで本作では引退した過去作の種牡馬トウショウボーイ(1992年に死没したため「全国版」までの登場)や、持ち込みの種牡馬であるサドラーズウェルズやレインボークエストなどを利用出来たりと非常にその用途を広げている。 これらの追加種牡馬はサテラビューで先行配信された後、パスワードが公開された例が多い。 無料で牧場を拡張したり資金を追加するといったお助けパスワードも用意されている。この方法は牧場名に依存したものではないためブリーダーズカップのパスワードは普通に発行される。 競馬通をニヤリとさせる面白い配合。 これに多いのが実際の名馬同士なのが典型で、一例として「ミルラインレート(ミルレーサー)×サンデーサイレンス=フジキセキ」「フィガロ(マガロ)×サンデーサイレンス=タヤスツヨシ」等であり、競馬通にとっては嬉しい要素であり、これらは攻略書籍でも広く知れ渡った。 サンデーサイレンスはインブリードでは有効なのが少ないがマイナー血統が多いので面白い配合になりやすく、価値を高めている。 その一方でアンドレアモンのように、アウトブリードの面白い配合が成立しやすく面白いと言われやすいが底力Cのためロクに効果を発揮できないものもいるが、その辺りの判断もしやすい。 いずれにしても前作における「アウトブリード=ダメな配合」という現実にそぐわない悪しき設定がいくらか改善された。 実際初期のチャンピオンホースは面白い配合とアウトブリードを駆使して生産されており、『III』における極端な多重インブリードに偏重した環境に慣れていた当時の多くのプレイヤーに少なからぬ衝撃を与えている。 特例として登場のマチカネイワシミズ。 『II』で登場した無料種牡馬マチカネイワシミズは1995年に種牡馬登録を抹消され用途変更になっていた。 そのため、本作では本来ならば登録から外されるはずだがシリーズ屈指の人気種牡馬だったため特例として登場している。 現実ではともかく、ダビスタでは屈指の人気だったので粋な計らい。 賛否両論点 1996年から中京競馬場の「高松宮杯」がGIになった影響でローテーションのスタイルが変わり森山、山藤厩舎の使い勝手が悪くなった。 それというもの6月1週になった高松宮杯に4歳馬でも出そうとするようになり(場合によっては5月4週の新GI「NHKマイルカップ」から連闘で)、キャンセルするとオークスや日本ダービーに使うことなくメトロポリタンステークスやエプソムカップに出そうとする。出したら出したで次は安田記念(又は金鯱賞)を目指す。また4歳秋も天皇賞(秋)に出してしまい菊花賞に出さないという悪癖を見せるようになった(牝馬の場合だと秋華賞には出す)。 このせいで、この両者のお任せに有力な馬を預けていると、オークス、日本ダービー、菊花賞、この3つのGIレイだけゼロで他ばっかりガンガンたまる異様な光景になる。そのため競馬をそれなりに知るビギナー層にとっての森山、山藤は「クラシックの価値がわからないクソ調教師」の汚名をほしいままにした。 裏を返せば格の高いこの3レースは自分でなんとかしろということでもある。また美浦の藤枝、奥田はオークス、日本ダービー、菊花賞にも積極的なので選択の幅を広げたことになる。「森山・山藤が優秀」という言葉を鵜のみにした初心者は、GIレイの獲得は多くてもクラシックは皐月賞と桜花賞ばかり蓄積するという形になるので、ある意味で展示室はプレイヤーの質を見極められる指標としてより強いものになった。 しかし、山藤はともかく森山はクラシックを視野に入れないなら旧来通り充分使えるので、その価値は失われていないし、セン馬に拘るならば屈指の去勢大好きなのでうってつけ。 また、このために本来は地味なGIII「エプソムカップ」がダビスタプレイヤーの間でネタとして一躍有名になった。 アグリキャップらの引退で強力なライバル馬が少なくなった。 とはいえ新登場のナリタブライアンは三冠馬にふさわしい強さだし、比較的手薄だった牝馬GIにもヒシアマゾンという強力馬が登場し隙が無くなった。最強の逃げ馬であるミホノブルボンは安定した強さを見せ、海外に目を向ければラムタラが最強馬として君臨している。 これら強力馬とカチ合わなければ勝てる実感が得やすくなった。また上位騎手の騎乗依頼へのハードルが下がったことで有名騎手を乗せやすくなった。因みに上記ヒシアマゾンの主戦は中堅騎手の中館英二というのもプレイヤーにとって上位機種枠を圧迫しないので助かるプラス要素である。 引退したとはいえブリーダーズカップにデフォルト登録されているので戦える機会がまったくなくなったわけではない。 人気種牡馬の能力が下方修正。 シンボリルドルフの気性がBからCにダウン。 安定がAからBになった点も含めて産駒によりムラが出るようになり、上ブレによる大物が出る可能性が増し、逆に下ブレによるクズ馬が出るリスクも増した(*9)。 つまり安定型はサンデーサイレンス、ノーザンテースト、リアルシャダイあたりが担い、対してルドルフはムラによる大物誕生に期待するようなタイプ(前々作でのトニービンのような位置付け)として差別化されたことになる。 しかし実際のルドルフはモガミやサッカーボーイといった気性が大いに難ありなものではなかった上に、そもそも『II』以前は気性Aだったというのも相まって非常に違和感がある。 トニービンの底力がAからBにダウン。 初年度産駒からウイニングチケット、ベガなど1993年のクラシックホースを輩出してきた人気種牡馬で、以後2年間はブライアンズタイムやサンデーサイレンスの台頭もあって多少霞んだイメージは否めないにせよノースフライトが1994年のマイルGIを連勝し、サクラチトセオーが1995年秋の天皇賞を制するなど(*10)産駒成績で申し分ないには違いなく、顕著な衰えを見せたわけでもないのに底力パワーダウンという明らかにマイナス評価がされているのは解せないものがある。 登場順に比較すると、『II』(1300万)では気性B、底力A、安定Bで地味に荒れる魅力があったのだが『III』(1400万)では安定Aになった時点で少々評価は微妙になったものの、高い肌馬との相性が良くなった意味でまんざら悪くはなかった。しかし本作では肝心な底力のパワーダウンはいただけない。 なのに種付け料は1500万と高くなり、能力でも1400万のブライアンズタイムより劣る存在になってしまっているなど、いろいろ首をかしげたくなる。 もっとも、新種牡馬や新システムとの兼ね合いも含め、既存の種牡馬が下方修正含めたパラメータ調整をされるのは仕方ないことである。 問題点 外道配合の荒業が封じられ、調教の馬体重ループも封じられたが新たなイカサマが誕生した。 それは、お任せ厩舎に預けておいて、月単位で飛ばしているとレースにも自動で出るのだが、そのレース中にリセットすると、再開時なんと同じ週から始まるので、再度同じレースが見られる。 騎手への指示が同じ(「任せる」「マーク」以外)なら全く同じ結果が出るので、先に上記の手段で着順掲示板を見てリセットすれば馬券の答えが最初から分かっているのと同じなので100%的中できてしまうのだ。ゲームとしては大いに問題である。 武豊は人気が集まりやすいので、武豊を主戦としレースにガンガン使う「古窪厩舎」がまさにうってつけで、同時に武豊は戦法タイプが自在になったとはいえ実は逃げだけは苦手なので、自分の馬に武豊を乗せて人気を集めておいて逃げると負けやすくなり、波乱になりやすいという意味でも二重で美味しく、序盤は確定馬券目当てに「お任せ古窪」が続出した。 また、この方法はイカサマであっても特殊な牧場名で大金を所持したわけではないためブリーダーズカップのパスワードも問題なく発行される。 種牡馬リストの最上位がサンデーサイレンスになっているのにライバル馬にその産駒がいない。 サンデーサイレンスは1991年から日本で種牡馬として起用され、1994年に初年度産駒がデビューし1995年は4歳(ジェニュインやタヤスツヨシなど)・3歳(バブルガムフェローなど)の二世代だけでリーディングサイアーを取ったことで一躍その名を轟かせたが、ゲームではその産駒はライバルとして全く出てこない。 ただ、シリーズの慣例からすると「発売2年前のクラシック世代」までがライバル馬の目安なので、登場しない事自体は不自然ではない。前作にもナリタブライアン等はいなかった。古馬としての活躍が未知数の馬は出しづらいのだろう(*11)。 上記の通り、スターホース目白押しな上にアグリキャップらがいなくなったのでその穴埋めとして起用しても良さそうなだけに残念なイメージが強い。彼らがいれば多少なりともライバル層が薄くなった手ぬるさをカバーできていたであろう。 相変わらず危険な配合を止めてくれない牧場長。 「うーん…これは危険な配合ですが…」と言いながら「わかりました。では種付けします。」と迷いもなくやってしまう。 これは前作まででも同じだが、リセットで簡単に回避できた。今作では強制的に週が送られてしまうことを踏まえると少々気が利かない。 本作では「ノアノア」など危険な配合の有効性が薄れただけに、危険な自覚があるのならば「はい」「いいえ」の選択ぐらいはさせてもらいたい。 中晩成馬 晩成型の種牡馬をつけるとたまに生まれる新たな成長タイプの馬で、普通馬よりもやや晩成寄りなためこう呼ばれる。晩成寄りのくせにピークは早熟馬と同じというとんでもない成長タイプである。なぜこんな使い物にならないタイプを新設したのだろうか? しかもピークが過ぎても告知されないのでなかなか気付きにくいのも難点。 同じようにバグとしか思えない成長型は前作まででも出現したが、研究が進んだ本作だからこそ問題視された部分がある。 総評 根本的なシステムは前作をそのまま受け継ぎ、データを入れ替えたマイナーチェンジにすぎないが、リアル要素の充実もあって、それにとどまらないものになっている。 サテラビューこそ使える者が限られるが、パスワードによる配合の幅が広がっただけでなく、危険な配合の穴だった部分や、レース中以外でのリセットによるイカサマの防止もあり、より実力が試されやすいものになったと言えるだろう。 また批判的意見もあるが、オークス、ダービーとクラシックの最高峰に関しては他人任せでは取りにくくなったことで、まさに実力証明のようなレースとなった点はよりこのゲームの奥深さにつながっている。 その後の展開 1997年7月17日にプレイステーションソフトとして初の『ダービースタリオン』が発売。 全体的にモデルチェンジし、調教のマニュアル、オートが途中切り替えできるようになったり、セリ市が常時開催でなくなったりしている。 また自分の所有馬が種牡馬になった場合、旧来作では実質「引退時に乗馬としてタダで引き取られるかわりに種牡馬として買い手が付き成績に応じた売却金額分の金を残してくれる」だけだったが、この作品ではセリ市限定で、その産駒が出てくるようになった。相対的に幼駒のセリ市の価値も上げている。 一方でライバル馬の実名はそのままでも、騎手がなまった名前に戻された残念な一面もある。 『96』の時点で騎手会に無断での使用だったので問題視された。後に和解したのか、『ダービースタリオン64』以降は再び実名になっているが、得意戦法などの寸評はオミットされ、リーディングを基準に序列化しつつも明確なランク分けは避けられるようになった。 スーパーファミコンとしては1998年9月1日に『ダービースタリオン98』が発売。 販売は任天堂。こちらは本作よりも『III』に近いマイナーチェンジ(*12)でスーパーファミコンではシリーズ最終作。種牡馬や繁殖牝馬はPS版と同様で、PS版の配合理論も採用され、パスワードもPS版と互換性がある。 ニンテンドウパワー専用ソフトのため、シリーズでもかなりマイナーな部類に入る(*13)。 それでも当時の書き換えランキングでは高順位に位置しており(参考)、中古のSFメモリカセットにもこのタイトルが入っていることが多かったため、それなりに売れてはいたようである。 カセットに最初からデータを書き込んだ「プリライト版」も店頭予約取り寄せで販売された。限定販売にもかかわらずオークション等でよく見かけるあたり、こちらもけっこう売れていたようだ。 なお『ダビスタ98』は書き換え用カセットのうち、ゲームデータに32Mbit中24Mbit、セーブ領域には256kbit全てを使う。ゲームデータ残り8Mbitのうちゲーム選択メニューに4Mbitを使うため、ダビスタ98を消さずに追記できるソフトは4Mbitかつセーブ機能のないタイトルのみに限られた。 インブリードに関する重大なバグがあり、ゲームバランスがおかしくなっただけでなく、これまで培ってきた配合理論を根底からぶち壊すことになった。マイナー作品で被害者が少なかったのが不幸中の幸い。 余談 説明書では騎手の名前が旧来通りなまったものになっているため「マイナーチェンジだから前作の画面を流用している」と思われがちだが実はそうではない。 実際の前作のものなら栗東の最下位騎手が「御屋敷」のはずだが、説明書ではその枠が「潮村」と本作で新登場した「塩村」を変名したものになっている。 恐らく当初は旧来通りなまった名前で行く予定で、だいぶ直前になって実名化に舵を切ったと思われる。 前作や前々作にあったデモムービーがなくなり、非常にシンプルなタイトル画面になった。サテラビュー連動を意味する人工衛星が横切るくらいである。 本作で騎手は実名になり「滝」が「武豊」になったが、現実では当時、武姓の騎手は他にいなかったため「武」のみの表記だった。 翌1997年に実弟の武幸四郎がデビューしたため現実でもゲームと同様「武豊」表記になった(*14)。 幸四郎は「武豊の弟」として早くから注目株でデビューも近かったため、それを見越して取り入れたものと思われる(*15)。 以後のシリーズ作品では公式で実名に戻るまで武豊は「滝登」という表記になる。 ブリーダーズカップでの不正が横行 当時は公式・非公式問わず様々な大会が行われていたが、馬の能力値をデータ改造した「改造馬」などを出場させたり、雑誌などで公開されていた他人の馬のパスワード(*16)で参加するモラルの無いプレイヤーによって、公式ブリーダーズカップの混乱は収まらなかった。 なお本作内で生産した馬に限らず、『II』や『III』、PC版『EX』のパスワードも読み込めるのだが、文字数によって区別できるようになっており、通常は96で生産された馬のみが参加可能であった。 騎手が実名になり、リアルな競馬とイメージを重ねやすくなった一方で現実の競馬に疎い人は騎手の「岡(岡潤一郎)(*17)」を「岡部(岡部幸雄)」と見間違えたという事例が多々あった。 岡潤一郎騎手は1988年デビューで栗東の安藤正敏厩舎所属。「ジューンペー」という愛称で親しまれ早くからその優れた才能を発揮して活躍し同年JRA賞最優秀新人賞に輝いた。1990年にはその才能を見込まれてオグリキャップにも騎乗したことあったほどで将来も有望だったが1993年1月、新馬戦での落馬事故により翌月若干24歳の若さでこの世を去った。 前作では「丘」と「小田部」、それ以前では「おか(そのまま)」と「おたべ」と明らかに違う字だったのだが、実名化したことで同じ「岡」の字を持つようになり、また岡部は一番乗せたい騎手なので自ずと名前も頭に入り同時に「岡」の字についつい反応しやすくなる習性がついて、同じ「岡」を持つ岡騎手が一瞬「岡部」に見えてしまったようだ。 しかし、まんざら悪いことばかりではなく、当時は岡騎手の死去から既にまる3年が経過し、普段の競馬ニュースなどではすっかり取り上げられなくなったこともあり競馬ブームが波に乗った前作あたり(彼の死後)からゲームを通して競馬ファンになった者にとっては岡騎手の知名度は低かったので、これを機に岡騎手に興味を抱かせるきっかけにもなった。生存していればプレイヤー馬にも乗せることができたと思われる(引退した騎手はプレイヤー馬には基本乗せられない仕様)。 この年行われた第26回高松宮杯はスプリントGIになって初開催で前々年の三冠馬ナリタブライアン(当時旧表記で6歳)が出走して話題となった。 しかしいくら三冠馬で当時の現役馬の中では実績ナンバーワンとはいえ中長距離クラスの馬にとっては明らかに短すぎる距離で、そんな距離を得意とする生粋のスプリンター相手に戦うは不利と見られ(*18)、更に前走「天皇賞・春(3200m)」との距離の乖離が大きいことも不安視され1番人気は取れず(それでも2番人気)結果もやっとこの4着だった。そしてこれを最後に屈ケン炎を発症し引退に追い込まれたためラストランになった。 実際に行われたのは5月、ゲーム発売は3月なので、そんな想定などできるはずもないためゲーム中では当然出てこない。よって本作中最も取りやすいGIである。 ナリタブライアン以外で実際に出走した面々のうちゲーム中でも登場する馬はビコーペガサスとフジノマッケンオーとドージマムテキがいるが、この3頭ともゲーム中の同レースでは出てこない。当該レースのライバルはサクラバクシンオーやヤマニンゼファーなど主に1990年代前半にスプリント~マイル戦線で活躍していた面々が顔をそろえている(厳密には95年までのCBC賞+ニシノフラワーなどG1クラスの馬)。なお95年までの高松宮杯は距離2000格GIIでそちらの出走馬は金鯱賞(96年からそれまでの距離1800格GIIIだったのが旧高松宮杯と同じ距離2000格GIIに昇格)で顔合わせる。 なお本作には厳密な意味での距離適性という概念がなく、長距離型の馬を短距離戦に出走させることで能力にデバフがかかるような仕様もないため、長距離で強い馬(スタミナがあって気性が落ち着いている)はスピードが足りていれば短距離でも強い仕様なので、仮に本作のナリタブライアンが高松宮杯に出たら強敵になっていたと思われる。これは実史通り出走してくるPS版で実感できる。実際勝ったフラワーパークより重い印奪って勝ってしまうケースも多い。
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ダービースタリオンII 機種:SFC 作曲者:外山和彦 発売元:アスキー 発売年:1994年 概要 ダービースタリオンシリーズの第2作目。ハードをファミコンからスーパーファミコンへと移した。 好配合によって産駒の能力が底上げされる「ニックス」というシステムが初めて登場し、後のシリーズの基盤となる。 この作品だけシリーズを手掛ける松前真奈美氏ではなく、外山和彦氏が作曲を担当している。 ベテランの作曲家が制作しているだけあって、どのBGMも格調高く、特に牧場のテーマはとても癒される。 サントラも発売されているが収録されているのは1部の曲のみで、どちらかというと一緒に収録されているドラマパートの方がメインである。 ちなみにこのドラマパート、声優がとても豪華な上に話の内容もとてもいい出来らしいので、ファンなら手に入れても損はないかも。 収録曲(仮タイトル) 曲名 補足 順位 オープニング オープニング・デモ 牧場 牧場のテーマ 出産 セリ市 厩舎 予後不良 破産 ゲームオーバー パドック 出場馬一覧 表彰台 エンディング スタッフロール 「ダービースタリオン II ~神馬誕生~」収録曲 運命のレース ドラマパート ダービースタリオン・メイン・テーマ オープニング・デモ 旧友からの電話 ドラマパート 牧場のテーマ 牧場 そよ風の林道,孔子との出会い ドラマパート 田島牧場,ログハウス 再会 暖炉の火を見つめながら 人生の意外な寄り道 想い出の中で リメンバー・オブ・ユー 長距離電話 ドラマパート ランド・オブ・ドリームス 決意 ドラマパート 夢ヘ向かって走れ ダービースタリオン・エンディング・テーマ スタッフロール サウンドトラック ダービースタリオン II ~神馬誕生~
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今日 - 合計 - ダービースタリオンの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 15時15分55秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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【TOP】【←prev】【FAMILY COMPUTER】【next→】 ダービースタリオン 全国版 タイトル DERBY STALLION ダービースタリオン 全国版 機種 ファミリーコンピュータ 型番 HSP-47 ジャンル 競馬 発売元 アスキー 発売日 1992-8-29 価格 7200円(税別) ダービースタリオン 関連 Console Game FC ベスト競馬 ダービースタリオン ダービースタリオン 全国版 SFC DERBY STALLION II DERBY STALLION III DERBY STALLION 96 DERBY STALLION 98 SS ダービースタリオン PS ダービースタリオン ダービースタリオン 99 N64 DERBY STALLiON 64 Handheld Game GBA ダービースタリオン アドバンス 駿河屋で購入 ファミコン(箱説あり)
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前のゲーム | 次のゲーム クリア条件:全GI制覇 開始時間:2017/03/17(金) 20 03 55.48 終了時間:2017/03/20(月) 15 33 58.04 参加人数:4 概要 まだまだダビスタのターン! 本作ではサテラビューを利用する事で海外種牡馬の種付け権を自分の牧場に! さらに新配合理論は「面白い配合」と呼ばれる要素なんだけど、あなたはその謎を解き明かせるかな? リセットの仕様 基本的にダビスタシリーズを知っている人には問題ない作りではあるけど 本作ではリセットボタンに少々注意が必要だよ レース以外の場面でリセットを押しても次週に強制的にスケジュール消化されてしまいます バグ 木曜日(その週2回目の調教)に併せ・一杯の調教をすると馬の能力が限界を超えて上がっていってしまうバグがあります。 96では3ほど頻繁には発生しないようですが、それでも発生してしまうことはあります。 これを使うとゲームにならないので自重して下さい。 回避法はとにかく木曜日に併せ一杯をしないこと。 ブリーダーズカップ 本作は「ダービースタリオンⅡ」「ダービースタリオンⅢ」のブリーダーズカップパスワードも読み込むことができる 頭数が増えすぎているなら、短距離(マイル)・中距離(クラシック)・長距離(ディスタンス)・ダート(ダート)に分けて開催することも可能だよ 凱旋門賞 やっぱり今回もあった凱旋門賞 出走条件はダビスタⅢと同じなのでそちらを参照 システム上96の凱旋門賞はシリーズで一番厳しいと言われている 果たして制覇なるか? 3に比べてインブリードの効きが悪くなってます。 そのため、インブリードをしないなら、特に安定Cの馬にこだわらなくてもよくなりました。 96の有効配合と言えば、やはり面白い配合。 種牡馬と繁殖牝馬の4代前の馬8頭のうち、違う系統が6種類以上あると成立します。 うまくやればニックスやインブリードとの併用が可能(その場合面白いとのコメントは出ませんが、ちゃんと成立しています)。 ニックスならノーザンダンサー系牝馬にサンデーサイレンスをつけるとうまくいきやすいです。 インブリードも、安定Cの馬ならまだまだ使えます。 多重クロスは面白い配合になりにくいのでやめておきましょう。 お勧めクロスはネイティヴダンサー(スピード&スタミナUP)。 凱旋門賞を勝った名馬。 面白い配合&安定Cで、インブリードはネイティヴダンサー2本、ニアークティック、ネアルコ、トムフール。 早熟で面白いノーザンディクテイターを多く使ったのですが、安定Aのためなかなか強力な馬が出ませんでした。 晩成ならスイフトスワローが使いやすいと思います。 あと資金稼ぎにマチカネイワシミズもw
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ダービースタリオンDSの攻略 ダービースタリオンDSの攻略ゲーム 攻略本・サウンドトラックなど 攻略サイト その他の関連サイト ゲーム パッケージ メーカー公式HP 価格 発売日 備考 エンターブレイン公式HP 攻略本・サウンドトラックなど 表紙 タイトル 出版 価格 発売日 備考 今日から始めるダービースタリオンDS ダービースタリオンDS完全攻略ガイド+ -ダビスタ鉄人秘伝の書- 攻略サイト サイト名をクリックで攻略サイトへ移動します。 サイト名 感想 ダービースタリオンDSwiki 2chまとめ初心者向けページもあり見やすい オススメの攻略サイト等があれば書き込んでください。 サイトの名前 URL すべてのコメントを見る その他の関連サイト 戻る
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大見出し ダービースタリオンP
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ダービースタリオン64 機種:N64 作曲者:不明 開発元:パリティビット 発売元:メディアファクトリー 発売年:2001年 概要 ダービースタリオンシリーズのNINTENDO64作品。 牧場・レースシーン・調教シーンなどが完全3D化されているほか、レース視点を変化させることにより,TV中継さながらの迫力ある映像を堪能できる。 ただし難易度はシリーズの中でもかなり難しいほうに入り、エンディングを見るには骨が折れる。 音楽は誰が作曲したのか不明。シリーズの多くを手掛ける松前真奈美氏ではないことは確か。(*1) すぎやまこういち氏が作曲したのではないかという情報もあり、確かにどのBGMもすぎやまこういち氏の作風にとても良く似ている。 確かな証拠がないためはっきりとはしていないが、いずれにせよBGMのレベルの高い作品であることは間違いない。 収録曲(仮タイトル) 曲名 作・編曲者 補足 順位 タイトル画面 牧場作成 ブリーダーズカップ 牧場・春 牧場・夏 牧場・秋 牧場・冬 厩舎調教 新馬戦 新馬戦レース:準備・結果 500万下 賞金500万下レース:準備・結果 重賞 重賞レース:準備・結果 GⅠ GIレース:準備・結果 パドック 『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』の没曲 セリ名簿 セリ画面 展示室